夏物をしまう段になって、押し入れの下段を空けました。
去年の冬物を出したときに使ったプラスチックの衣装ケースが三つ、奥に並んでいます。引き出して蓋を開けたら、内側の隅にうっすら白いものが付いていました。指で拭うと粉のように取れます。カビでした。
置いてあったのは、北側の壁に接する側でした。手を入れると、壁のほうがひんやりしています。押し入れの奥は、外気に近いぶん温度が低い。そこへ密閉されたプラスチックの箱を置いていたので、中の空気が動かないまま湿気が溜まったようです。
ケースを全部出して、押し入れの床と壁を拭きました。雑巾を三回替えました。奥の壁の下のほうだけ、拭いた雑巾が黒くなります。ここが常に湿っている場所だと分かります。
昼のあいだ、襖を全部外して開けたままにしておきました。扇風機を床に置いて、奥へ向けて風を送っています。三時間ほどで、手を入れたときのひんやりした感じが薄くなりました。
買い替えを考えて、布製の衣装ケースを見ています。不織布でできていて、側面から空気が通る。通気性を先に取る形です。プラスチックのものより軽く、使わない季節はたためる。押し入れの奥に置くなら、こちらのほうが合っていそうです。
蓋が付いているかどうかで迷いました。埃を防ぐには蓋が要りますが、密閉すると意味が薄れます。見ていると、蓋の一部が透明の窓になっていて、中身が見えるものがありました。上に積み重ねられる形だと、下段の奥まで使えます。
すのこを一枚敷くことにしました。ホームセンターで押し入れ用の桐のものを見てきます。床から数センチ浮かせるだけで、下に空気が通る。壁側にも五センチ空けて置きます。
除湿剤も買い直しました。去年入れたものを取り出したら、タンクが満水になったまま固まっていました。これでは効いていません。
夏物は、今日は入れずに部屋に出したままにしてあります。押し入れが乾いたのを確かめてから、すのこを敷いて、それから入れます。急ぐと同じことになります。


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